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2016年に公開された映画

観た方のお話に、とても惹かれ、
駆り立てられるように、TSUTAYAへ寄りまして、
観ました。

もやもやしています。
顔が、「苦虫を噛み潰した」ような顔になっているのに気づきます。

(ところで、
TSUTAYAのカードはだいぶ前に期限が切れていました。笑
本当に最近は、DVDを借りなくなりました。)

そして、

今朝の新聞、
目に止まったモースの『贈与論』書評。

何か、ヒントになりそうな気がして読みました。



映画の中の登場人物が、

「この世界はさ、本当は幸せだらけなんだよ」と言うのです。


市井の人々が、お互いにちょっとした親切を、
もっと言うと、意識にも上らない心遣いを、
見も知らない人に行うことを、

(「人」とはこの場合、
このセリフを言うCocco演ずる人物
「真白(ましろ)」ということになります)

真白は、気づいて、
そこに釘付けになり、胸がきゅうとなると

言います。

彼女曰く、
例えば、コンビニの店員さんが会計済みの商品を
袋に入れてくれる、その手間、その手の動き、
そして、「こんな私のために」という想像に、
です。

そして、
「私はそれに(その幸せに)耐えられない。だからお金で買うの。」
(セリフが正確ではないところお許しください。)

と、言います。

そして、
「買うということは、そういうことだと思う」と、言います。
「みんな、(知らないで)そうしている」のように。

何かしてくれる、世話のような行為をサービスとして
「買う」(お金を払う)と言うわけです。

わたし個人としては、
ここの部分に、引っ張られます。

(いや、正直他にもたくさんもやもやしているのですが。)




「返礼」「義務」
もしかしたら、「交渉?」
の存在を感じます。

また、「価値やその評価」のようなものも
感じます。

「その価値のない私」が 行為を受けてしまう。
「返さないといけない」「返せるものを持ち得ない私」

「苦しい」
「壊れてしまいそう」⇦ 映画の中にあるセリフです。


真白は、無理矢理、
あるいは、
緊急避難的に、
自分自身に、
「この世は、権利と義務の世界だ」という、
麻酔をかける。
のかもしれない。

自分自身の「心」「気持ち」を抱えきれない
から無視する為の自動制御システム。

のように、見えます。

お金を払って権利を買う。
サービスを提供する義務が発生する。
と。

途端に、
その前の部分、
「こんな私の為に云々」はすっ飛びます。


そこに、
『贈与論』。

神様からヒントが降りてきたのか?と
記事を読んでみました。


モースは、「何故、人は、返礼の義務を感じるのか?」
駆り立てられてしまうのか。
それは、どこからやってくる感情なのか?
と、調査研究したそうです。

で、モースも、結局分からない。

だから、マオリ族の説明をそのまま回答に使っている。

曰く、「贈与されたものに精霊が宿っていて、受け取った者に
返礼を強いる。」と。


精霊のせいにすれば、自分はその責から逃れられる。
「精霊」。
一つの、人間が脈々と使ってきた方便。
楽になるいいアイデア。

真白も、
このマオリのアイデアにヒントを得たらいい。

「権利と義務」の世界から「愛と責任」の世界へ、
あなたの内側のあなたが住んでいる世界への、
架け橋になると思う。


「あのね、この世界は、
本当は、幸せだらけなんだよ。」

「幸せをもらうと、そこに精霊が入っていて、
私の中の鍵盤を、叩くの。」

「そうすると、音が出る。
私は、その音に、耳を澄ますの。」

「大きな強い音が鳴るときもあるし、
そんな時は、耳を塞ぎたくなる。
別の、意外な音のときもあるのよ。」

「私は、私の中で鳴る音に耳を澄ますの。」

そう、言ってみてほしい。
と、願う。


自死するのは勝手だけれど、
自分が、自分自身と向き合うことを恐れるあまり、
人を道連れに死ぬことだけはやめてほしい。と、思う。

しかも合意なしに。

そして、
もう一つ、もう一人、
最も言いたいことは、

そんなプロットを書いた岩井俊二さんへ、

中二病礼賛の姿勢で、
嘘美しいファンタジー的なテイでもって共感するようなフリをして
それをネタにして
金稼ぐのえげつないからやめろ!!と、
岩井俊二監督に言いたい。

人間をバカにするな。

以上が、
今のわたしの正直な感想です。

そして、
もうちょっと研究を続けてみます。

続けたいんです。
ほかの人の賛否両論をなるべくたくさん
聴いてみたいんです。

今のこの感覚は、変わるかもしれません。

恐らく、
今ある、この
岩井俊二さんへ投影している
私のこの怒りの感覚が、
わたしの核心への入り口になる。
(岩井さんには悪いけど)

もしそんな、
ワークの入り口を提供してくれている作品であるならば、
この作品に感謝しなくてはね。
とも、思う。


ゲシュタルトらしく、
わたし自身のこの湧いてきているもの、
無視しないで、
ないことにしないで、
一緒に研究する仲間に招き入れたい。です。


*あなた様にとって不適切な表現、見苦しい言葉がありましたら
ごめんなさい。

***大事な追記です。***

フォローする目的じゃなく、
これは書いておかなくちゃいけないと思い、書きます。

映像、色、ほんとうに綺麗です。
音楽、身体に沁みます。脳で、繰り返されています。

黒木華さんの演技は驚愕レベルです。

そして、役者さんすべてが、素晴らしく
この世界観を理解して、役を自分のものにされて
演じていらっしゃるように見えます。

これだけの人や物やスケジュールやもっと言ったら天候や、
全てをオーガナイズすることは並大抵ではないと容易に
想像できます。
それらすべて含めて、岩井俊二監督の才能を感じます。
これもまた、確かにわたしの感想であることに間違いないです。






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# by masumihug | 2017-07-24 16:16 | 所感