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呼吸のこと

呼吸って大事です。

改めて。

深く、大きく、肺を膨らませて呼吸をするだけで、
見えてくるものが変わることがあります。

「気が付くと、呼吸が浅くなっていた」って時があります。
大抵、心と身体が切り離されている時です。

仕事に忙殺されていたり、家族の緊急事態だったり、
真剣に取り組んでいる内に、真剣に取り組んでいたからこそ、
そうなってしまったのかもしれない。一時的に。

だから、それが悪いワケじゃない。

ただ、その浅い呼吸に気が付いたら、大きく吸って、ゆっくり吐けば
いいだけのこと。

そういう時、吐くときに、声を、音を出したら、もっといい。
その音が、言葉へ変化したら、それはそれに任せてみて。

私たちは、人間で、1分だって酸素なしじゃ生きられないほどの
弱っちい存在だってことを思い出してほしいなあと思う時がある。

だから、酸素以上に優先することなど、ない。

だから、切羽詰ってる時こそ、敢えて、「息吸って」と、私は言いたい。

「外へ出て、深呼吸して」と、言いたいです。

例えば、
ある種の方は、概して、呼吸が浅いと
感じています。

深呼吸を勧めて、こちらも一緒にラジオ体操でするように
身体の振りもつけてやや大袈裟にやってみたりしますが、
胸も背中もまったく動いているように見えない方がいらっしゃいます。

虫の息、という言葉がよぎります。

決して見た目上そんなふうには見えない人達です。
むしろ、逆。

無理強いはしません。
許しを得て、背中や胸に触れさせていただきます。
意識が向き易いように。

少しずつでも、呼吸の量が増えたらいいなと願います。

少し長いこと、その、緊急事態が続いたんでしょう。きっと。
その間に呼吸の仕方、忘れたのだよね。

でもね、本当は、酸素以上に緊急なことなんてないと思うよ。

薬も必要な時に必要な種類、量で摂ったらいいと思います。
でも、実際には、身体の息が吹き返していくことが起こる必要が
あって、それは、自分が生身の人間だってことを、実感と共に
体験すること、思いだすことだと私は信じています。

心臓がどくどくと動いている、その度に新しい血液が湧き出して、
身体全体へと行き渡る。

柔軟な血管、新鮮な酸素が入った血液がそこを通って、身体の
隅々まで配られて、私たちは生きてる。

たまには、横になって心臓に手を当てて、その血の流れを感じてみる。
そのメカニズムに驚愕すると思う。

血管が柔軟じゃなかったら、どっかがちょっとでも詰まったら、
この仕組みはうまくいかない。

自分の中に、バカな人も頭のいい人も、この賢い仕組みが働いている。
驚きだ。

呼吸をしよう。
いつも口を開いて過ごそう。

身体の緊張を見つけたらそこへ息を吹きかけるようにして
ほぐそう。そうやって、血管を柔軟にしておこう。

顎を楽にして、口を開いて過ごそう。

口を開いているあなたは、ちょっとかわいいよ。
by masumihug | 2013-12-06 04:44 | 聞くセラピー

わたしを知って、わたしを生きる。神奈川県藤沢市にて、心理セラピーを行っています。ホームページこちらです。 https://kiku-therapy.jimdo.com/


by masumihug