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『かぐや姫の物語』観た

『かぐや姫の物語』観ました。

昨年観た、『風立ちぬ』の時、
予告編を観て、一瞬で釘付けになり、
いつ公開になるんだろうと思っていました。

その間に、テレビで、『おもひでぽろぽろ』ってのを
やっていて、まるで予備知識なく、何気なく、見始めて、
結局最後のエンドクレジットの背景に続いている部分で、
泣かされました。

涙がね~、止まらなかった。

この作品が、高畑勲さんの作品と後で知りました。

そして、かぐや姫。

予告編を観ただけで、あ~っっっと
何か、胸をつかまれるような感じがした。

なんなんだろうね、この方は。

女性のことを、なんでこんなに知っているのだろう?

女よりも、生身の女という生き物を知っているの?

女の子が、女性になっていく、こと。
生きる、ということ。
生々しさ。
逞しさを、いやおうなく身につけていくこと。
どうしようもない、人生、運命、というもの。
それを、受け入れていく、諦念、その過程、葛藤。

『かぐや姫の物語』で、ひときわ印象に残っているセリフ。

「生きてる手応えがあれば。。。」

それがあれば、日常の一つの出来事、事件、事故、アクシデントなんて、そんなのは、
生きていくため、ハプンすることであって、なんでもない。
むしろ、それが、生きているという手応えの瞬間瞬間である。

と聞こえました。

私は、かぐや姫も、おもひでぽろぽろも、おんなじテーマで
あるように聞こえました。

実際、『かぐや姫の物語』は、最後の方、ちょっと作り込みが
足りない感じがいなめない、んだけど、それはまあ、どうでもいいと
思える程、さっきのテーマがどーんとあるから、ストーリーの細部を
凌駕してしまう。

この地球で、わざわざ、この肉体を持って、「生きる」をすると
決めて、ここへやって来た。

これは、月からきたかぐや姫も、おもひでぽろぽろの妙子も、おんなじ。

地球へ生まれる前には、決めていたこと、忘れてしまうんだよね。

そして、その、生まれる前、ふと、思いついたようなこと、例えば、
「あ、また、身体で感じたいな」
「そうだ、地球いこう」「そうだ、また、人間やろう」

を、ふわっと思い起こさせてくれるものとは、
自然なんだろうな、山、川、虫、花、動物、木、風、雲。
田舎暮らしっていうんじゃなくて、その、自然の営みそのもの。

それに触れると、その、人間になる前にふと切望したことを
思い出すんだろうな。

それと共に生きているのが、10歳くらいの時が、もしかして、
ピークであり、境目なのかな。

大人になって、もう一度、その10歳の少女の自分が、自分の中に
蘇るときがある。その力強さ、逞しさ、何かを知っているような自分。。

そんなことを感じました。

映像が、本当に素敵でした。
素人目にも、ものすごい手作業なんだろうと想像させます。

木蓮の花、菜の花、一つ一つ、描いてあった。

日本の中の絵の上手な人がたくさんいて、その人達が
丹精込めて描いたんだなぁ。
心を込めなきゃ描けないよな。あれは。
絵が上手でありがとうと言いたくなりました。

それは、背景なんだけれど、現実世界で私たちだって、背景にあるものだって、視野に入っている、
それらからも何かを受け取っている。のとおんなじで、アニメーションだって、
この背景の作り込みが、私たちに背景からメッセージを送っている。のを、感じた。

すごい作品だった。

まだまだいろいろ感じそうです。

オススメします。

by masumihug | 2014-01-09 16:31 | 所感

わたしを知って、わたしを生きる。神奈川県藤沢市にて、心理セラピーを行っています。ホームページこちらです。 https://kiku-therapy.jimdo.com/


by masumihug