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「めんどうくさい庵」名前の由来

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「めんどうくさい庵」名前の由来について。。。


「且坐喫茶」という言葉がある。
禅語に由来することばで、
「まあ、お座りになってお茶でも、召し上がってください」の意。

茶道でも、「且坐」花月という点前があり、
炭を積む、花を活ける、香を焚く、茶を点てる、それを準備する……
と、一連の所作を、
招いたお客さまにも、一部分担してもらい行うお点前。
お客さまも一緒に、空間を作っていく感覚がある。

ただ、座って、一杯のお茶を点て、飲むだけ、
のために、
そういう何気ない日常の所作に、
時間をかけ、精魂込め、
敢えて点前として表にだし、客人をもてなす。

自分にはなんにもないけれど、
今持てるものを精一杯かけておもてなしをさせて頂きますね…
というような心につながる点前のようです。

いっけん煩雑で、めんどうくさい、
日常のなかでは、省いてしまうような、
見ぬふりできるような”手順”を、
あえて辿ってみることで、
そのめんどうくさい、を通らなければ、
見えてこない景色があるのではないか。

亭主も客も同じ、ひとつの空間のなかで、
そのめんどうくさい手順をともに辿ることで、
そこに立ち上がってくる景色を眺めてみる、
という場。

「めんどうくさい庵」には、そんな名の由来があります。

今回は、映画を通して、
人それぞれの見方や、身体に覚える感覚や、
もしかしたら思考やイメージの断片を持ち寄って、

ふだんは聞くこと、語ること、
を省いてやり過ごすようなことを、

いっけんめんどうくさい、
煩雑かもしれないやり取りを、

敢えてしてみることで、

そこに立ち現れている”景色”を、
眺め、味わい愛で、

また身体に拡がる波紋に
耳を澄ましていきたいです。

そして、自分の中にある言葉以前イメージ以前の感覚にも
「且坐喫茶」を差し出したい。時間と空間がたっぷりあると
伝えていきたいです。

呼吸が、音になり、動きになり、または
それが言葉になっていくなら、
表現して共有してみることが
できるかもしれません。

結論やまとめは、ちょっと置いておいて、
まずはただ自分自身とともに坐って、お茶を一服。

何が起こってくるでしょう。

お会いできることを
楽しみにしています。














〜個人セッションでお会いしたいです〜

120分間、自分自身に最大の興味と関心を向ける
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あなたがあなたと出会っていく時間になります。

     




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by masumihug | 2017-08-10 18:09 | めんどうくさい庵

わたしを知って、わたしを生きる。神奈川県藤沢市にて、心理セラピーを行っています。ホームページこちらです。 https://kiku-therapy.jimdo.com/


by masumihug