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映画『わたしを離さないで』


映画『わたしを離さないで』
良過ぎます。


カズオイシグロさんにノーベル賞をあげたいくらいです。(もうもらってますね。知っています。)


そして、この作品で「映画とシェアの会」が叶いました。
声をかけてくださった方のおかげさまです。うれしい!
有難いです。


シェアの場を持つことで、更に更に
思考がゴロンゴロンと転がって、展開します。


一人では見えない景色が見えてきます。

なによりのわたしのよろこび、栄養です。


ご参加の皆さんも、わたしと重なるタイプと信じています。笑
有難や。


シェアの機会を持つことで、

この映画のもっともっと奥の部屋まで探検することが出来た。


カズオさんが込めたかったエッセンスに手が届いたような錯覚は、

わたしの胸を踊らせます。(╹◡╹)


わたしの映画の感想を
書いてみます。

よかったら、しばらくお付き合いください。笑


生というものを成り立たせるものは何か。
生というものを、満たすものとは、本当は何か?


私たちは、人生で何かを成し遂げようとするけれど、本当は何を求めているのか。


そんなことを、自分自身で問う機会になったと思っています。


太古の昔から不老不死の薬「エリクシール」を人類は
求めていて、今も形を変えて「寿命」を延ばすことが良いこととされている。

そこで思考停止している。
気がします。


生きるということに意味を持たせようと、躍起になる。

それはきっと、何かを成し遂げること、ひとかどの人物になること、そのように人に言われること。

確かに、そういう動機がなければ、生きるということを継続していくことは難しいかもしれない。


不老不死の薬「エリクシール」さえあれば、
そんな、取りこぼしたことが、
人生を延長することができれば!
すべてを取りこぼすことなく、後悔なく生きることができる。


延長することができれば!
コウカイなく!


もしかしたら、「寿命を延ばす」ことの動機というのは、
こういうことなのかもしれないとこの映画を観て、
思い当たりました。


これは、いつかの時点で誰かが思った動機のように感じます。


(注:エリクシールを探しに行く映画ではないです。笑)


この物語の主たる登場人物3人は、28歳で人生を閉じていきます。
映画の中ではそれを、「終了」と言います。


彼らは、人類の平均寿命が100歳を超えた世界で、臓器提供の為に生まれた存在なんです。
そして、実に、わたしから見たら、羨ましい程に生を完了していきます。


「わたしは、確かに生きた」と、自分自身を肯定し、
自ら「終了」へ入っていく様は、清々しくもありました。

(映画の中ではそんな説明はまったくされません)


そこへ至る葛藤の様子、エピソード、もがきやむずかり、
(一応)普通に生きているわたしとそれはなんら変わりない。


だけど、その途中途中で体験する、人との関わり合い、コンタクト。

起こる小さなやりとり、目配せ。


その瞬間に、どれだけ居たか。

その瞬間をどれほどのものと位置付けたか。
忖度や想像じゃなくて。


そして、自分にとって大切なことを共有出来る人と
出会っていることに気づいているか、
それを、共有しているか。


そこで、とりこぼされていくこと。
ぼろぼろと。


その、「成し遂げる」こと、人生の大義名分を優先することで、

とりこぼされる、生身のやりとり。


その記憶が、人生の最後に、思い出されるとしたら。


あの人に「ごめんね」って何故言えなかったんだ。
あの人に「そばに居て」って何故言えなかったんだ。


これは、何も寿命を伸ばしてまで、
「猶予」を乞わずとも、出来ること。のはず。


気づいていれば。
表現していれば。
共有できたならば。
直接言っていれば。
その場で完了していたら。


新しい薬や、最新医療、臓器提供を否定する気はまったくないです。
延命治療されておられる方を否定することを言ってるわけでもないです。どうか誤解なきよう。


この原作や映画が世界で民族を超えて共感共有されたことには

意味があるだろうと思っています。


カズオイシグロさんが、あの方の在りようそのままに、

淡々と語る語り口で、自分自身にとっての大切なことを告白してくれているみたいです。


もう一つ、


「役に立つ」という、

わたしが日頃「恐い言葉」と思っている言葉があるんですが、

主要人物の中の一人が、まさに、「役に立つ」とはどういうことか、

を、見せてくれているようにもわたしには、思えました。


「役に立つ」「わたしは役に立っているか?」は、
わたし自身がハマりやすい罠でもあります。


以上、わたしの勝手な解釈と想像の映画の感想です。


もし、読んでくださったとしたら、
ありがとうございます。


シェアの機会を持つことで、

この映画のもっともっと奥の部屋まで探検することが出来た。


カズオさんが込めたかったエッセンスに手が届いたような錯覚は、

わたしの胸を踊らせます。(╹◡╹)


「映画とシェア」の場を、

なるべく気楽な構造を作って

継続していきたいと思っています。


ご一緒できたらうれしいです。

どなた様もウェルカムです。





個人セッションでお会いできたらうれしいです。



いつも読んでくださり、ありがとうございます。
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ありがとうございます。


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by masumihug | 2018-03-05 06:47 | 所感

わたしを知って、わたしを生きる。神奈川県藤沢市にて、心理セラピーを行っています。ホームページこちらです。 https://kiku-therapy.jimdo.com/


by masumihug