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ノーベル医学生理学賞を受賞した
大隈良典さん。

風貌が、いい感じします。

ここ3年連続で、日本人が受賞していて
その人たちのお顔や、ニュースや新聞で読む限りの
情報ではあるけれども、人となりを読んで思うのは、
こんな世界的な賞をもらう人は、
間違いなく世界のトップなのだけれども、
「生き馬の目を抜く」って感じではないなぁ
なのです。

どこかくつろいで、飄々としていて、
穏やかな精神状態にいる人のように見える。

その人のもっとも土台を成すところが、
とても自然な、いきものとしての人間であって、
人に備わる健全さやまともさをそのまま表に
出していて、それをくったくなく信じている
ように見えます。あくまで私の感覚です。

そして、続けて想像するのは、
恐らく、この感じはその人たちが研究を行う上でも
そのもっとも基本的な前提になっているとも言える
のだろうなぁとも思います。

だからこその、根気強く、忍耐強く、或いは言葉を変えれば、
飽きずに好奇心を持ち続けて研究を続けていくことを可能に
するのだろうなと、そんなふうに思います。

そんな特徴と日本人であるということに、関連性があるような
気もしてきます。

いずれにしても、偉業を成し遂げた人たちに心から
祝福を送りたいです。

そんなおおらかな大隈さんが真剣に訴えている。
それを読んで、
私もとても共感した言葉があります。

「役に立つ」という言葉がとっても社会をだめにしている

その発言の文章の一塊は↓です。

私は「役に立つ」という言葉がとっても社会をだめにしていると思っています。数年後に事業化できることと同義語になっていることに問題がある。本当に役に立つことは10年後、あるいは100年後かもしれない。社会が将来を見据えて、科学を一つの文化として認めてくれるような社会にならないかなあと強く願っています。

(記事本文から引用)

「役に立つ」=「事業化出来る」
つまり、
「役に立つとは、金になるかどうかだ」
ここに問題がある。
と言っておられます。

その価値観、
判断基準は、
何も基礎科学の領域に限らず
身の廻りに溢れているように思う。

その商品は、
その食べ物は、
そのエクササイズは、
その勉強は、
その仕事は、

役に立つのか?
お金になるのか?
得か損か?

一見、知的。
賢い選択。
納得感。
説得されてしまいそうです。

そして、
その範囲は、人にも及ぶこともあって、

その人と友達になることは、
その人と結婚することは、

役に立つのか?
お金になるのか?
得か損か?

そして、
そこを辿っていくと、

「役に立たなければ、つまり、
金にならなければ、存在する意味(価値)がない」

というような、
徹底的な合理主義者に出会うことがあります。

この言葉が自分の中に説得力を持って存在する限り、
しばしば自分自身にも同じ鋭さが向けられていることを覚えていてください。
いわゆる、ブーメラン。

外へ向かって使われている価値基準でもあるし、
それはまんま自分にも向けられて、
厳しい自分チェックが24時間体制でONになっています。

これは、苦しいです。

実は、セッションの中でよく出てくるテーマ
でもあるんです。

多くの人が、いわゆる「ジャッジ」を自分の中に
住まわせています。

これに苦しむのは、
この言葉が、自分から自然に発生したものではない
からです。

人生のどこかで自分に取り入れた考え方。
つまり、誰かの価値基準。

自分自身の価値基準ではない可能性が高いです。
自分自身のものではないので、しょっちゅうブレます。

試しに、この「ジャッジ」になってみると分かります。
ゲシュタルトでは、何かになってみることができます。

このジャッジ自身、不安定で、ブレブレなことが分かります。
そして、自分自身をまったく持っていません。
つまり、「自分はどうしたいのか」がありません。

常にキョロキョロしていて、目移りしています。
魅力的な言葉に出会うとすぐにそれを取り入れて、新たな基準として
また偉そうに批判してきます。

中身が空なので、なんでも入れるのです。

いつも「あなたは(お前は)」から始まります。

「私は、」から始まりません。

ただ、この「ジャッジ」も、誕生秘話があるはずです。

そのときの動機は、そのジャッジの飼い主であるあなたを
より良くする、生き延びさせる、うまく切り抜けさせる
だったりします。

そうなんです。
あなたの生命を維持するため、守るため、より輝かせるために
生まれてきたはずなんです。

だから、時々一理あることを言っています。

言い方が、だんだん過激になって行った経緯があるようです。
愛が感じられなくなっています。

子育てしているお母さんとちょっと似ていますね。

ジャッジの大元の想いに触れてみることが、
セッションの中でできるかもしれません。

ジャッジ自身も忘れていることです。
ジャッジ自身が、安心することができると
それが聴けるかもしれません。

それが起これば、
ジャッジはとても有能な頼りになる秘書のような
存在になり得ます。

聞く価値があります。
元々の役割を発揮してくれています。

あなたを凹ませる為に存在していたかに見えたジャッジが
変容をとげます。

ジャッジと和解する。
実は、自分自身との和解です。

話を元に戻すと、
戻るのか?(笑)

大隅さんのようなノーベル賞レベルの人たちが
こんなふうに鷹揚で、それでいて
世界レベルの発見をしてしまうのは、
この、ジャッジとの付き合い方を
心得ていらっしゃるからじゃないかと
想像するワケです。

それは、天然なのかもしれませんけれども。

人生の中で、研究に打ち込む中で獲得してきた
境地なのかもしれません。

自分の帰る(還る)場所、ホームを持っている
ことは、ジャッジとの和解では大きく貢献する
ことは確かです。

何か一つのことに、取り組むことが
なかなか真似することができないと言われる
その正体は、実は、ジャッジとの付き合い方に
扉が開かれているのかもしれない。

そんなふうに、
今書きながら、着地してきました。ね。笑

うん、これが、正解かは分からない。
今、私のジャッジが慎重にジャッジ中。笑

そして、
私自身に、今、納得感があることに
気づいています。

今の時点での、着地点とします。

読んでくださってありがとうございます。



いつも読んでくださり、ありがとうございます。
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ありがとうございます。





by masumihug | 2016-10-08 06:37 | 個人セッション

わたしを知って、わたしを生きる。神奈川県藤沢市にて、心理セラピーを行っています。ホームページこちらです。 https://kiku-therapy.jimdo.com/


by masumihug