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「ゲシュタルトの気づき」
の視点から見ると、
私たちの日常の風景に、
風が通っていくのを感じます。

そこに、スペースが空くのを
感じることがあります。

その一つで、
こんなのがあります。

「コミュニケーションは、
相手のニーズがわかること
それを満たすことではない」
- Christine Price

会話をしていて、
相槌を打っているからといって、

それは、「あなたに賛成です」と言ってるワケじゃないし、
ましてや、「はい、あなたの言うようにします」では
まったくない。

時々、「あなたに賛成です」
「そのようにします」
が、
自動化していて、
相手の話を受け取り、味わい、吟味することも
すっ飛ばして、
瞬時に、
相手の意向を汲んで動くにはどうしたらいいかな。
と考え始めているように見える方がおられます。

或いは、このような反応が自分の中に起こることを
知っていて、或いは予測してしまって、
人とのコミュニケーション自体を
辞退してしまう人、
嫌気がさして止めてしまう人を見かけます。

残念です。

「相手の話を聴くこと」の中に、
「あなたに賛成です、そのようにします」
は含まれていません。

そのように、感じるならば、
あなたが今まで生きてきた中で、
どこかの時点で取り入れた考え方。
採用した信念。かもしれません。

そんな、
自分の中にある仕組みに気づいたら、
切り分けることができます。

ただ「気づく」だけでも
自分自身にとって好ましい方向へ
動き始めます。

自分自身に観察の眼差しを向けて、
ゆっくり丁寧に、
自分の中で起こっていることに
映画の一コマ一コマごとに区切るように
そのプロセスを注意深くたどってみてください。
優しくね。

気づきという光を当てると、
今のあなたにとって最早必要ない仕組みであれば、
消えていく可能性があります。
変容していく可能性があります。

合理的で、楽で、自分らしい振る舞いへ、
変化している自分に気づくはずです。

そして、今まで採用していたやり方を
決して馬鹿にするのではないです。
それにはきっと理由があります。
「そうせざるを得なかった」時期があったのかもしれない。

だから、優しい眼差しでアプローチします。

元のやり方に、新しい選択肢を加える、
かもしれないし、
或いは、
いくらでも選択肢はあるのだ、
その時決めたっていいのだ。なんて、
自在感が増すかもしれません。

自動反応だったところに、
隙間ができます。

日常に散らばっている
こういった小さな一つ一つ。
それらに、気づきを向けて、
一つ一つを今の自分仕様へ調整していくことができます。

快適さ、自由度が増し、
自分自身にくつろいでいます。

これは、より大きな責任を取り扱っていける
自分を準備することにつながっています。

そんな転換点におられる方が、
セッションに来てくださいます。

それは、そういう理由からです。

一見葛藤です。
もうカオスでしかない。
って、思っておられるでしょう。

だけど、いつも書いているけど、
それは、吉兆。

取り組む意味があります。
価値があります。

人生がそれをあなたに要求してるんだから。
乗ったらいいよ。




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by masumihug | 2016-08-02 01:13 | 個人セッション

『FAKE』

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静かに話題になっていた映画
観ました。

この人は、
まだ必死で守っていました。

何を、必死で守っていたかというと、
自分自身が空っぽだってことが、
バレてしまうことです。

その為に、ありとあらゆる嘘をつきます。

嘘で作った前提を元にして、
更に嘘を重ねていきます。

しょっちゅうボロが出ます。
だけど、おかまいなしです。

お名前が守というのも、
おもしろい。

そして、一番に騙しているのは、自分自身です。

自分自身の中が空洞であることを、
自分自身が、それと直面することを
なんとしても避けなければなりません。

もし直面したら、たいへんなことになる。
という信じ込みが身体に刻まれています。

それが、転じて、
もし嘘がバレたら、たいへんなことになる。
にいつの間にかすり替わっています。

少しでも嘘がバレそうな雰囲気になると、
自分の中の警報がけたたましく
鳴り始め、また、嘘をつきます。

どうしようもない嘘でもつかなければなりません。

嘘の自転車操業です。

生きるため、嘘をつき続けます。

こういう人は、います。
意外と結構います。
自己愛が壊れている人です。

育つ過程で、自分自身を作り損ねて
しまったのかもしれません。

生きる為に、それどころじゃなくて、
ゆっくりと
体験を通じて自分自身を
積み上げて、築いていく機会が
損なわれてしまったのかもしれません。

何があったの?
あると信じていたものがなかったと
思い知らされるような出来事が、
抱えきれないような大きな絶望が、
とても小さな子供の頃にあったのかも
しれません。

被爆2世と言っているところにも
そのヒントがあるようにも思います。

そして、だけど、あなたがどれだけ
得て当然だったはずのものが得られていないと
感じていたとしても、
その理由で、他人を心理的に蹂躙しても良いという
ことにはならない。

そして、社会は優しいなあと思うんです。
この人の為に自分を犠牲にしていた(している)人たちは
やろうと思えばできるだろうけど、
そこまで追い詰めてはいない。

スキャンダルとして、大きく報道されたけれど、
エンターテイメントとして消費されただけの
ようにも思う。

後は、本人次第。

人生は、もうそろそろお腹見せちゃいなよって
言ってくれているようにも思います。
楽になるよと。

あなたは、空っぽじゃないよと。

全編、写っていたのは、フェイク。
確かに、実存を捉えているから、
フェイクを写し取ったドキュメンタリーだったと言えるかも。

嘘というのは、映像の方が
よく伝わってくるものかもしれません。
私の身体は、心地悪さをずっと受け取っていました。

もちろん、本編中も、監督も、
彼がフェイクだとも、そうじゃないとも
言ってはいません。

だから、ここに書いた私の感想や考えは、
もちろん、あくまで私の解釈です。
ご本人には失礼ながら、映画の感想として、
書かせていただいています。

そして、私は、改めて、
人の思いの力に畏怖します。
同時に、これだけのパワーを
別の質へ変容させる可能性をも、感じるんです。

それは、彼が自分自身と出会ったら、起こります。
自分自身を抱きしめたら、起こります。

その為に、人生は時々、大きな事件を
起こしてくれます。

自分自身と出会わざるをえない人生の時間帯を
もたらしてくれます。

やさしい、友達です。

そして、それは、自分自身の中に確かにある
健全さです。




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by masumihug | 2016-07-13 00:29 | 所感

わたしを知って、わたしを生きる。神奈川県藤沢市にて、心理セラピーを行っています。ホームページこちらです。 https://kiku-therapy.jimdo.com/


by masumihug